「Shibamata FU-TEN Bed and Local」
内覧会開催!
この度、Open A/塚越宮下設計で2016 年より設計・監理を進めてまいりました「Shibamata FU-TEN Bed and Local」が葛飾区柴又に竣工しました。クライアントのご厚意により、下記のとおり内覧会を行います。是非お越しいただきたく、ご案内申し上げます。
柴又、帝釈天のすぐ裏、かつて葛飾区の寮だった空間をホテルにコンバージョンしました。名前は「Shibamata FU-TEN Bed and Local」、現代の下町感を積み重ねた旅の中継点が誕生。
また、同時にこのプロジェクトは公共空間を新たな用途で蘇らせたパブリックスペースの再生モデルでもある。
「FU-TEN(フーテン)」。風のように思いのままに、自由にいろんな街を旅する、元祖バックパッカーの寅さんをイメージし、そんな旅人が集うような宿。
帰りは、帝釈天の商店街の空気を楽しむのもなかなかいいです。
馬場 正尊
(※帝釈天参道のお店は、17時閉店のお店が多いのでご注意ください。)
【内覧会概要】
日時:2017年3月4日(土) 13:00~17:00
場所:東京都葛飾区柴又7-12-19(京成金町線柴又駅徒歩7分)MAP
ホテルHP:Shibamata FU-TEN Bed and Local
葛飾区の旧柴又職員寮を、地域の人と共に観光客をもてなす宿泊施設へとコンバージョンしたプロジェクト。
葛飾柴又は映画「男はつらいよ」の舞台となった場所で、帝釈天やそこへ続く参道商店街等歴史的な名所も少なくない、都内の観光スポットとなっています。しかし都心からのアクセスが不便なこと、周囲に宿泊施設がないこと等将来に向けた課題を抱えていました。
一方、この地域も時代の流れに漏れず高齢化が進んでいて、お年寄りの単身世帯が増加傾向となっています。そこで、帝釈天から北へ5分程歩いたところにあり、10年以上使われていなかった職員寮を改修し、1Fを高齢者を中心とした近隣住民のコモンスペースとして開放するとともに、地域の人とともに観光客をもてなす宿泊施設を計画しました。
2階から4階は客室となっていて、宿泊客が地域の魅力に触れることができるよう、地域住民と宿泊客、宿泊客同士の交流のためのスペースがちりばめられていいます。
こうした改修の在り方は、縮小する社会において公共機能を維持させていく一つの方法を示しているのではないかと感じています。
塚越宮下設計:塚越 智之
【施設概要】
名称:Shibamata FU-TEN Bed and Local
事業主:株式会社 R.project
所有者:東京都葛飾区
設計監理:株式会社オープン・エー、ツ+ミ/塚越宮下設計
敷地面積:1633.73㎡
建築面積:545.82㎡
延床面積:1717.76㎡
構造:RC造
規模:地上4階
用途変更前:寄宿舎(葛飾区柴又職員寮)
用途変更後:ホテル(33室、宿泊定員74名)