プロジェクトを技術面から支えてくれる設計スタッフを募集します

2024.12.26

このたびはOpenAの採用に興味を持っていただき、ありがとうございます。

OpenAの仕事は幅広く、リノベーションをはじめ、居住空間からオフィス空間、公共空間まで展開しています。個人から大企業、行政まで、ときには本やメディアをつくったり、規模や領域を横断しながら建築や都市の可能性を追求しているのが最大の特徴だと考えています。

今回の募集で求めているのは、こうしたチャレンジを一緒に楽しみながら、技術面からもプロジェクトを支えてくれるエンジニア気質を持った人材。

そのリクルートにあたって、要項を掲載するだけではなく、「どんなポジションを求めているのか」「どんな人と働きたいか」について、もう少し具体的に自分たちの言葉で伝えられたらと考えました。そこでOpenA代表の馬場と、OpenAの中でもエンジニア寄りの立場でマネージャーをつとめる橋本、平岩が今回の採用について話をしました。

以下の内容にピンと来た方、興味を持っていただいた方、ご連絡をお待ちしています。
 

左からOpenA代表の馬場正尊、橋本誠二、平岩祐季

若手をエンジニアリング面から支えたい人

馬場 OpenAでは仕事の規模感が少しずつ大きくなってきていて、構造、設備、法規、納まりのディテールなどしっかりとしたエンジニアリングの知識や経験がある人材を求めています。 直近でいえば、甲斐市の公園と子ども遊戯施設の複合プロジェクトでは約30億、天童市立図書館のリノベーションプロジェクトでは約15億といった規模の行政プロジェクトが進行しています。仕事の規模が大きくなって、内容もより複雑になってきているという感じです。

橋本 規模が大きくなるにつれて、建築設計事務所としての技術力を要求される場面が増えてきましたよね。

馬場 そうですよね。なので、今回はあえてエンジニア(技術者)という言葉を使っています。建築というと、なにかを表現しなきゃいけないという教育を受けてきましたよね。実際、僕自身も建築とはそういう側面が強いと思い込んでいたけど、プロジェクトが大きくなっていくほど建築をつくりあげる『技術』がとてつもなく大切であることを実感しています。
技術力で建築を実現したい人もいるはずだし、そこにプライドや意思を持っている人が事務所にいてくれると嬉しい。建築をつくるにあたって空気もピリッとする。だからあえて『アーキテクト』ではなく『エンジニア』と呼んでみました。実際働くときにそこに境界はないんだけど、メッセージを明確にしたいという意図です。
 

OpenAの執務エリア。黙々と作業に打ち込む日常風景。

馬場 今回募集する人のイメージとしては、年齢は30代後半から40代ぐらい。 それなりの規模のプロジェクトや現場経験がある人。大手から中堅規模の建築設計事務所やゼネコンの設計部とかに勤めていて『もう少し新しいことにチャレンジしてみたい』と感じている人とか。

平岩 そういう人にピッタリかもしれませんね。ほかにも、子育てで現場から離れていたけど落ち着いてきたから復帰したいという人も歓迎です。

馬場 僕たちはサッカー好きが集まっているのでポジションで例えるんだけど、プロデューサー的な僕はフォワード。エンジニアの橋本さんがゴールキーパー。今回求めるのはフォワードではなくディフェンス寄り。センターバックあたりかな。

橋本 OpenAならではの新しい企画や発想、デザインを現実的に着地させていく人というイメージですね。主に社内の若手や中堅が作成した図面や資料を確認したり、それに伴う相談を受けたり、ネガティブチェックやブラッシュアップをしたり。

馬場 部材や材料の知識や収まりのことなどについて、経験が浅い若手に聞かれて気さくに教えてくれる兄貴やお姉さんみたいな存在かな。

橋本 自分で図面を描いたり、現場を見たりすることもありますね。コツコツと手を動かしてクオリティを高めていってくれる人をイメージしています。

馬場 最近は公園にまつわるプロジェクトの依頼が増えていて、これからも公園と建築を一体的にとらえた風景をデザインしていきたいと思っています。実際に社会からのニーズもそこにあると実感しているし、行政だけでなくて、民間によるPark PFIもどんどん増えていくはず。ほかには、新しいタイプの図書館にも興味があります。
 

2024年には書籍『PARKnize 公園化する都市』を出版しました。
スタッフは20代〜30代前半が中心です。

馬場 スタッフは約30名。20代がメインの職場で、30代もいるし産休明けの女性など多様なスタッフが働いています。若いスタッフがわしゃわしゃいて、ちょっと新しいこと、変わったことをやろうとしてる事務所をエンジニアリングで支えることに興味がある人。頼られるのが好きとか、そんな素敵な人がいたらいいなぁ。

橋本 若者や中堅たちに頼られて「しょうがないなぁ。ちょっと一肌脱いでやるか」といった気質がある人ですね。メンタル的にもガチガチな機械っぽい人ではなくて、柔軟性が重要になってきますよね。

平岩 軸足はエンジニア面にありながら、デザインにもしっかり興味を持っているといいですね。

馬場 平岩がいい相談役になれるんじゃないかな。年齢も近くなるはずだし、企画やデザイン寄りの若いスタッフを見ながらエンジニア寄りの業務をしているから、きっといい話し相手になれるはず。

OpenA歴約20年、40代前半の平岩さん(右)。今回募集するスタッフと業務範囲が近く、技術職寄りのポジション。
OpenAが入居するシェアオフィス「UnderConstruction」。テーマは「屋根のある公園」です。OpenAではここの運営も行い、グラフィックデザイン事務所、写真家の事務所など、さまざまな業種の人たちと空間を共有しながら働いています。
シェアオフィスの入居者のみなさんと一緒にお花見や忘年会などの社内イベントが行われたり、オフィスの真ん中にあるキッチンで日常会話が交わされたりと、フレンドリーな職場です。

いい人、募集中

馬場 人物像でいうと、前提となるのは『いい人』です。建築が好きで、穏やかで、真面目ないい人。「いい人ってなに?」という感じだけど、これは糸井重里さんの『すいません、ほぼ日の経営。』という本を読んで参考にさせてもらいました。糸井さんもいい人の定義はできないから、そのまま書こうと。というわけで、OpenAもそのようにしています。
働き方は裁量労働制。採用のプロセスについては、普通は3ヶ月〜半年程度の試用期間を経てから本採用としていますが、今回は必ずしもそれに捉われることなく、お互いの相性やニーズのマッチングをしっかり確かめるプロセスを確保したいと思います。給与などその他の条件面も話し合いながら調整していきましょう。

橋本 この会話の内容を見て、「もしかして、これって俺のことかな?私のことかな?」って思った人。そんな感性の人に応募してきてほしいですね。

馬場 OpenAは立ち上げから20年が経って、次のステップに移行するタイミングにさしかかっています。そのプロセスに楽しみながら付き合ってくれる人。ワンピースみたいに同じ船に乗って冒険していく、そんなモードの人が来てくれたら嬉しいですね。

2024年12月、浅草橋オフィスにて。
 

【応募資格】
・建築系大学及び大学院卒業、あるいは同等以上の能力のある方
・ArchiCAD/Vectorworks/Adobeなどのソフトが使える方

【給与】
シニアアーキテクト:実務経験7年程度
プロジェクト全体のマネジメント、クオリティコントロールを遂行する能力と責任を有する。
月給35万円以上/年収550万円以上(※ 2023年度実績)
いずれも経験・能力、前職の給与などを考慮の上、相談にて決定

【昇給・賞与】
昇給年1回 賞与年1回(業績による)

【雇用形態】
正社員

【勤務地】
オープン・エー(東京都中央区日本橋馬喰町)
※在宅勤務・リモート勤務併用可

【休日・休暇】
土日、祝日、夏季、年末年始、有給休暇

【福利厚生】
雇用保険、厚生年金保険、健康保険、健康診断補助

【応募方法】
履歴書を添付の上、出勤可能開始日を記載し、以下の宛先までメールをお送りください。
担当より10日以内にご連絡いたします。
<送付先> recruit (アットマーク)open-a.co.jp
<件名> 設計スタッフ応募