WK2

WK2

時期:2022.12~2023.06

所在地:東京駅地下1階

クライアント:株式会社ZOT

規模:延床面積 約189㎡

用途:飲食店舗

基本・実施設計・監理:平岩祐季+小川理玖

電気設備設計:one and one 福島颯太

撮影:平岩祐季

JR東京駅構内に位置する、昼と夜で2つの表情を展開するカフェバー「WK2」の設計。
立地は、JRや東京メトロ丸の内線、丸ビルなど周辺施設に向かう3つの通りに面する「交差点」のような場所であり、敷地としては不定形であった。

いびつな敷地に対し、それぞれの通りの「軸線」を店内に引き込み、その軸線にそって店舗を大きく3つのゾーンに分けた。それぞれの空間が主張しながらも交錯し、呼応しあうデザインを目指した。

メインの大通りから入って最初に見えるのは、奥行きの広いカウンター席。天板色には店舗のキーカラーであるピンクを用いながら、ライブ感のある調理風景を眺められる配置によって、店舗を象徴する存在となっている。
奥の小階段を上がると、コーヒーやクラフトビールをサーブする厨房エリアがある。通常ならバックヤードとして扱う厨房も、あえて幅員を広げ「見せる」厨房とした。客席とシームレスに繋ぐことで店内全体に活気をもたらし、シズル感を演出する。
さらに奥に入るとホテルのような、ゆったりとしたラウンジ席が広がる。ラウンジ中央には通りの軸線に沿ってカウンター席を設け、客席の目線を切りながら広い空間にメリハリを持たせた。

毎日約100万人もの人が忙しなく行き交う東京駅の構内。限られた時間の中、この場所で過ごした束の間の食の時間が思い出に残る、そんな店舗になることを願う。(小川理玖/Open A)