SEADs/農業経営者育成学校
SEADs/農業経営者育成学校
時期:2020.04
所在地:山形県鶴岡市
クライアント:鶴岡市、東北芸術工科大学
規模:4,747㎡(用途変更申請範囲)
用途:寄宿舎
基本計画+デザイン監修:石母田諭/Open A 実施設計・監理:株式会社アックスクリエート
VI監修:中山ダイスケ/東北芸術工科大学 VIデザイン:土屋勇太/HOUSAKU inc.
運営:ヤマガタデザイン
撮影:石母田諭/Open A
元旅館を新規農業経営者を育成するための学校としてリノベーションした施設。
地域の行政機関/JA/教育機関/民間企業が連携し、栽培技術研修、事業計画の策定、農地や販路の確保など、就農準備から農業経営安定化までを一貫して支援する、日本で唯一の体制が構築された。研修生は2年をかけて有機農業を中心に経営に必要なことを座学と実践を通じて学ぶカリキュラムが組まれている。
限られた改修コストや農業というテーマを考慮し、スケルトン工事をベースとしながらも、既存木部をデザインの一部として残して、サインや塗装でアクセントカラーを加えることで施設全体のトーン&マナーを揃えていった。
施設名の「SEADs(シーズ)」はSHONAI(山形県庄内地域の) ECOLOGICAL(自然共生/有機) AGRI(農業) DESIGN(課題解決/経営) SCHOOL(学校)」の頭文字と、これからの農業を担う人材の「種(SEEDS)」を地域全体で育むという願いを込めて命名された。(石母田諭)
公式サイト