九十九里の住宅

九十九里の住宅

時期:2010.09

所在地:千葉県山武郡

クライアント:個人

規模:木造地上2階建て

用途:住宅

建築面積:46.57㎡

延床面積:87.47㎡

東京から車で約1時間、海岸沿いの通称「波乗り道路」の脇に建つ週末住宅である。波乗り道路下のトンネルをくぐれば、ほんの10秒でビーチに出られる絶好の立地だ。

高架になった道路越しに海を望むため、2階建てながらもできるだけ高い建物とし、上階にリビングとルーフテラスと配置した。なんの遮蔽物もなく水平線が一面に広がるビューはまさに絶景、房総の魅力を最大限に享受できる空間となった。下階には寝室・ゲストルームと土間空間の構成。トンネル状の土間の扉を開放すれば海風が通り抜け、真夏でも非常に涼しく心地がいい。

周囲に建物がないのも特徴的で、まるでどこまでも庭が続いているかのようだ。 波乗り道路から見えるその外観は、自然の中に置かれたアイコンのような印象的な佇まいとなっている。