PLUG-IN GRAPHIC Office

PLUG-IN GRAPHIC Office

時期:2010.11

所在地:東京都港区

クライアント:Plug in Graphic

用途:オフィス

延床面積:104㎡

グラフィックデザイン事務所のリノベーションプロジェクト。

大きなテラス窓が明るく抜けが気持ちのよい、シンプルな100㎡ほどの長方形の空間。クライアントはグラフィックデザイナーだけあって、オフィスの空間イメージから使いたい素材や建具のディテールまで、細かなところまでこだわりがあった。ここでは、その視界の抜けと明るさを生かすため、スチール枠のガラス建具をデザインのキーとした。

ワークスペースやミーティングルーム等の構成要素を、作業をしているスタッフと訪れるゲストの動線を分けながらも、自由に回遊できる空間。テラス窓からの自然光が空間の奥まで注ぎ込むオフィス。その中でスチール枠のガラス建具は空間のアクセントであると共に、機能的に空間を隔てたりつなげたりする要素である。

ガラス建具の枠はスチールの黒皮という鋼材を用いて、L型のアングルとフラットバーのシンプルな組み合わせでデザインした。黒皮のムラのない漆黒の鉄の質感と、極限まで細くした枠のラインが際立つ繊細な建具。ドアや壁面収納も黒皮で制作し、空間に統一感とリズム感を与えた。壁・天井の素地を塗りつぶした真っ白な空間に、鉄ならではのディテールと質感がインパクトを放ち、黒いフローリングの床がぐっと引き締めている。単純な白と黒の対比だけではない、質感と素材感を対比的にみせた空間となった。クライアントの建具やひとつひとつのパーツへの明確なイメージとこだわりに呼応したオフィスとなった。