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TAP-01

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いこいーの+Tappino


時期:2011.10
所在地:茨城県取手市井野団地
クライアント:取手アートプロジェクトオフィス
規模:RC造平屋建て
延床面積:75㎡
用途:カフェ、事務所


茨城県取手市井野団地内にあるショッピングセンターの一区画を、取手アートプロジェクト(TAP)の新拠点兼、住民が集うコミュニティカフェにリノベーションした。

TAPは1999年より取手市、東京藝術大学、市民が協力して始まったアートプロジェクト。2008年より井野団地に拠点を持ち、団地や周辺の住民と共に活動を続けている。

今回、団地内で拠点を移転するにあたり、コミュニティカフェとオフィスを併設した形で、いこいーの+Tappinoが誕生した。

子供からお年寄りまで、幅広い世代が立ち寄る賑わい溢れる場所。その空間のアナロジーとして、誰もがその身体的記憶を呼び覚ます「教室」をモチーフとした。

敷き詰めた正方形のラーチ合板の床に、壁は黒板塗料で塗りつぶした。
600×400mmの机は昔から変わらない小学校の机のモジュールをベースに、ディテールを使いやすくリデザインした。
平日はカフェとして、休日などはTAP主催のイベントやワークショップ、ときにはTAPのギャラリーとして、屋内でも、屋外でも誰もが自由に持ち運んで組み替えて使える。

象徴的なのは、天井から吊られた間接照明。
これはTappinoというかつての拠点で使われていたテーブルだった。
2008年、取手アートプロジェクトが井野団地に場所を移した最初の年に、みかんぐみによってデザインされた、井野団地の敷地を象ったテーブル。
天板に住棟の形がくり抜かれ、電球が埋め込まれているそのテーブルを、今度は間接照明に再利用した。
訪れる住民が天井を見上げ、「ここがうちの棟だよ」とか「昔はここでよく遊んだよ」とか、日常的な会話のきっかけを与えてくれる。

記憶の継承と転換。

この場所で、アーティストと住民、多世代の文化や記憶が混ざり合い、新しい世代のコミュニティや文化が生まれていってほしい。