SAGA CHIKA/佐賀県庁地下ラウンジ

SAGA CHIKA/佐賀県庁地下ラウンジ

時期:2018.08

所在地:佐賀県佐賀市

クライアント:佐賀県

規模:382.55㎡

用途:公共ラウンジ・カフェ

企画・設計・監理:加藤優一+清水襟子/OpenA

サインデザイン:UMA design farm

撮影:藤本幸一郎

佐賀県庁の地下食堂を、開かれた公共ラウンジとして改修した。

この場所は元職員食堂として使用され、テナントが撤退した後は職員の飲食スペースとして利用されていたが、2017年の佐賀城内エリアリノベーションにおけるプロジェクトの一環として改修が行われた。「開かれた県庁へ」というテーマの元に、職員のみならず一般来庁者も利用可能なパブリックスペースとして、佐賀県庁地下ラウンジ「SAGA CHIKA」へと生まれ変わった。

既存空間をスケルトン状態にしてグレーの色調に統一し、間仕切りフレームと可動式の什器で空間を構成している。
間仕切りやハイカウンター、ロングベンチなどのインテリアは佐賀県産のスギ材で制作した。木のラフな素材感が均質な空間の中でアクセントになっている。

施設内にはカフェが併設され、お昼時には食事をとる職員や地域住民の姿で賑わうほか、お昼以外の時間帯は職員の打ち合わせスペースとしても活用されている。
さらに、勤務時間後には職員向けのセミナーや部活動、カフェ運営者主催のイベントが催されるなど、柔軟な使い方が生まれている。(清水襟子)