駒込のテラスハウス(新築)

駒込のテラスハウス(新築)

時期:2014.04

所在地:東京都北区中里

クライアント:ジェイアール東日本都市開発

規模:地上二階建て

用途:共同住宅

延床面積:325.26㎡

庭とつながる15帖近くのLDK
このテラスハウスの最大の特徴は、庭までつながった大きなリビング・ダイニング。南北に風が通り抜ける大きなワンルームは、ウッドデッキも含むと20帖近くある。気持ちのいい季節は、庭にテーブルを出して、ちょっとしたブランチなどどうだろうか。キッチンからすぐに料理を運べるのも便利。おもてなしのことを考えて、1階にあるトイレには大きめの手洗器がついている。

あえて2階にお風呂
2階に上がると、間仕切ることができる居室と水回りがある。寝室のすぐ近くにお風呂があるので、風呂あがりにそのままベッドへダイブ。洗濯もそのままベランダで干せるので、近くにあると嬉しい機能がコンパクトにまとまっている。
1階の広々としたスペースではみんなでわいわい集まり、2階はプライベートな空間に。家をゆるやかに切り替えられる、テラスハウスならではの魅力ポイントである。

ドカンとスケルトンプランも
今回、全5住戸のうちスタンダードな3つの住戸に加えて、2つのスケルトンプランをつくってみた。1階はドカンと全面土間になっている。庭から自転車で部屋の中に入り、愛車を眺めながらの食事も。出入口を使い分けてSOHOやアトリエ的な使い方もできそう。カウンター付のステンレスキッチンや土間収納など、全体的にざっくりとした仕上げになっているので、自分らしい住まい方でアレンジして楽しんでほしい。

環境についての配慮
この建物は屋根にも特徴がある。南側の軒を大きく出し、太陽の光を上手にコントロールしている。夏の直射日光により家が蓄えてしまう熱(蓄熱)を減らし、より快適に暮らす工夫をしている。
また、室内には、木の梁が柔らかな雰囲気を出し、ところどころに自然の木が使われ、都会の中でありながらちょっとホッとするような空間になっている。家の外に出ると、専用庭ではガーデニングが楽しめるちょっとした畑。建物の周りには、四季を楽しむ多彩な植物が植えられている。

敷地内には「電車の見える丘公園」もあり、平野を望む抜けたビューの中には新幹線や京浜東北線を望むことができる。マニアでなくてもぼんやりと散歩しながら眺めていたくなる風景だ。