旧国鉄常磐社宅の再生

旧国鉄常磐社宅の再生

時期:2015.03

所在地:埼玉県さいたま市

クライアント:株式会社ジェイアール東日本都市開発

規模:A棟 2,671.46㎡/B棟 2,094.60㎡

用途:共同住宅

設計:OpenA

このプロジェクトは、郊外に大量供給された大企業の社宅の再生である。2棟からなる集合住宅で、既存の間取りは中Ⅲ型と呼ばれる約60㎡の3DKタイプからなる。この型式の住宅は当時の国鉄社宅のスタンダードモデルであり、いかに1つの標準設計から多様なプランを生み出すかが求められた。
今回の社宅再生では、他にも展開可能なモデルケースをつくることを目指した。4タイプの多様なプランをデザインし、1階はバルコニーを拡張して広い屋外空間を確保。共用部には四季折々で表情の変わる在来種の庭園計画を行った。5階建て階段室型住棟にはエレベーターと共用廊下を増築し、子育て世帯を中心に、多様な世代がともに住むことができる多様性のある住まいに生まれ変わった。