千秋軒
時期：2010.07
所在地：秋田県秋田市
クライアント：個人
延床面積：52.8㎡
用途：飲食店
OpenAがリノベーションした仲小路ビルの１Ｆに入る洋食屋。仲小路ビル本体のリノベーションと同時に、そこに出店する洋食屋の内装をデザインした。
スケルトンのシンプルな空間にオープンキッチン。シーンごとに使い分けられるようソファ席・カウンター席・テーブル席を設け、趣の異なる家具を配置した。ひとつひとつ異なるアンティークの椅子、テーブルの脚と照明で演出し、カウンター・テーブルなど水平素材によって全体のバランスをまとめた。
ファサードには大きさの異なるふたつの窓の配置によって、通りからは店内の様子が楽しげに切り取られ、中にいる人は通りの目線を気にせずくつろいで食事ができる。また、エントランスをトンネル状にして真冬は工場用ビニールカーテンを表側にかけられるようにし、簡易的な風除室とした。経年変化を楽しめる銅版によるサインが浮かぶ、印象的なエントランスとなっている。