JR新橋駅そばのビルの中に、皮膚科クリニックを設計した。
「クリニック」は、私たちが目を覚ましている間で最も長い時間天井と向き合っているビルディングタイプかもしれない。
治療をうける間ぼんやり眺めている天井について考えるところから今回のデザインを始めた。
診察台に仰向けになったときに身体に対して対等な関係になる床と天井、二つの水平面を同質の木素材で仕上げ、床をそのまま反転させたような天井とした。
その中に身体を横たえると、意識の中の天地が逆転し、天井を歩いていけそうな浮遊感を感じる。
ぼんやり眺めていた天井は、寝ながら散歩をしているような親しみを感じる天井となった。
女性客が多いため、長い廊下には大型の植物棚を設け、クリニックに多用されるカーテンなどのファブリックにも気を配り、空間に彩りを添えた。
来院者にとって、治療という空白の時間が少しでも楽しいものとなっていれば嬉しい。
ファブリック:安東陽子(製作:nuno)
植物:geckou
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時期: 2011.08
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所在地: 東京都港区
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クライアント: 医療法人社団ワンデー
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規模: 10階建ての9階部分
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延床面積: 170㎡
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用途: 診療所
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